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100年に一度の変革期

自働車業界は”100年に一度の変革期”と言われている。
100年前といえば、T型フォードが当時アメリカの一般労働者の年収を
下回る800ドルという低価格で販売された。
自動車は富裕層の乗り物とあきらめていた庶民は熱狂しただろう。
当時1500万頭いた馬がすべて1500万台のフォードになった。

構成部品の品質管理とコストダウン、
標準作業と流れ作業化によって、均一品質と低価格を実現した。
まさに自動車生産革命であった。


100年後の現在、これからの自動車に関する
4つのキーワードである。

CASE(ケース)

・Connect・・・ つながる(IOT)

・Auto・・・・自動運転

・Shared・・・カーシェアリング

・Electric・・・電気自動車

”つながる”と”カーシェアリング”は納得できるが、
”自動運転”についてはこの言葉だけがひとり歩きしている気がしてならない、
すべての”想定外”に対し本当に100%自動対応できるのか?
自動運転技術の目的は、手を放して運転することなのか?

あくまでドライバーのサポートをすること、
「うっかり」や「かん違い」などのミスを防止するための技術であるべきだし、
それを主張する富士重工の「アイサイト・死亡事故ゼロ」の方が
目指す姿として正しいと思う。

また”電気自動車”について、菅総理大臣は
2030年半ばまでにガソリン車販売停止と言ってしまった。
目的が”脱炭素”であるのであれば、ハイブリットやPHV、
また水素をガソリンの代替えとしてつかえば、
現行のエンジン構造をほとんど変更せずに済むはずである。

またマツダのスカイアクティブ・エンジンのように
燃焼効率にとことんこだわり 15:1という
ガソリンエンジンとしては驚異的な圧縮比を達成した技術や
日本が世界にほこる660㏄の軽自動車など、
こういった”脱炭素”技術を奨励、育成しながら、
一方でEV化に向けたエネルギー政策・インフラ対応を
段階的に実施してゆく考えはなかったのだろうか。

政府方針に一時は苦言を呈していたトヨタ社長であるが、
年頭には、政府方針と同調すると考えを明らかにしたことにより
変えざるを得ない変革期となった。

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